こんにちは。
一卵性双生児妊娠中の桜です。
今回は妊娠低血圧と貧血について記載したいと思います。
妊娠高血圧はよく聞きますが、低血圧ってネットで探してもなかなか出てこないですよね。
私はもともと低血圧だったのですが、妊娠中期からさらに血圧が下がり、ヘモグロビン値もさがったため、めまいやだるさ、動悸息切れ、失神などの症状に悩まされました。
つわりが比較的軽度だったため、こちらのほうが何倍もつらかったです!
トライエンドエラーの繰り返しでしたが、
自分なりの対策などまとまってきましたので、まとめてみました。
同じように悩む方の参考になれば嬉しいです。
低血圧の定義
血圧は心臓から排出される血液量(循環血液量)と細い動脈の収縮(全末梢血管抵抗)で測ります。
ポンプの役割をしている心臓が収縮し、大動脈に圧がかかった時を最高血圧、心臓収縮圧から大動脈が元に戻ろうとするときの圧を最低血圧として測定しています。
分類 | 最高血圧 | 最低血圧 | |
至適血圧 | <120 | かつ | <80 |
正常血圧 | <130 | かつ | <85 |
正常高血圧 | 130~139 | または | 85~89 |
至適血圧も5種類に分類することができます
1.本態性(一次性)低血圧:原因疾患がなく、慢性的に低血圧(若い女性に多い)
2.症候性(二次性)低血圧:出血や病気などで起こる低血圧
3.突発性起立性低血圧:神経系の障害によっておこるめまい、立ち眩み、おう吐などを引き起こす低血圧
4.二次起立性低血圧:糖尿病などの特定原因を起因とする低血圧
5.食後低血圧:消化のために心臓に血液が戻りにくくなるために起こる低血圧
症状
めまいや立ち眩み、倦怠感や眠気、手足の冷感、失神、吐き気など
私はもともと本態性低血圧でした。平常時90~80mmHg/60~50mmHgという感じです。
早起きも得意だったのですが、急に立ち上がった時や温泉に長時間入ったときはめまいを感じることもありましたが、恒例行事なので対策も容易でしたし、妊娠前までは特に問題なく過ごしていました。
貧血の定義
貧血とは、血液中の赤血球の中にある、酸素を運ぶ役割のヘモグロビンの濃度が低くなった状態を指します。立ちくらみ、息切れ、めまい、ふらつき、頭痛、胸の痛みなどの症状が起こります。
国立がん研究センター がん情報サービス 貧血~がんの治療を始めた人、始める人に~
ヘモグロビン値は成人男性13g/dL未満、成人女性で12g/dL未満、妊婦11 g/dL未満で貧血とされます。
症状
立ちくらみ、息切れ、動機、めまい、ふらつき、失神など
妊娠中に低血圧になる仕組み
大動脈など太い血管が大きくなったお腹で圧迫されて低血圧になることがあるそうです。
仰臥位低血圧症候群といって仰向けになった際の低血圧が有名ですが、仰向けではない体位でも発症することがあると主治医からききました。
妊娠中に貧血になる仕組み
妊娠に伴い、血液量が増えるためにヘモグロビンや赤血球の増加が追い付かず貧血になるようです。
私の血圧推移
妊婦検診の都度、病院で測定した血圧です。
病院で測定すると高めになるとのことですが、家に血圧計がないため、病院のみのデータになっています。
私の感覚的に、最高血圧が70mmHg台を切ると横にならないと辛い状況です。
22~26週目あたりが辛い時期のピークでした。
どういうときに辛くなるのかまだ自分でも把握できず、対策が打ちようにない状態の中、仕事も続けていたためです。
徒歩10分の職場に行くのも命がけ、家事もままならないという状況でした。
私のヘモグロビン値推移
こちらも妊婦検診の血液検査があったときの数値なので、データ数が少ないです。
すみません。
19週目からめまいなども訴えましたが、実際に鉄剤が処方されたのはヘモグロビン値が10.3mg/dLを下回ってからでした。
自分で訴えないと処方してもらえなかったので、辛いときは無理せずに鉄剤処方をお願いしたほうがいいと思います。
実際の症状
- 動機・息切れ・めまい・失神
- 朝起きられない
- 座ってすらいられない
- 5分動くと倒れる
買い物中も立っていられなくなり、ベンチで横になったり、仕事中に倒れてからはベットがある部屋で仕事をさせてもらったりしていました。
マスクで酸欠になりやすかったのもあって、話過ぎると脳酸欠で倒れるなど日常生活もままなりませんでした。
現在、産休に入り自分のペースで生活が送れるようになりとても楽になりました。
とはいっても症状が改善したわけではないため、下記の対策をとって生活しています。
対策
- とにかく横になる。しかもシムス位で
- 鉄剤を服用する
- 無理をしない。特に午前中は気を付ける
- 食事を小分けにする
- 時間に余裕を持って行動する
私の場合、左側を下にしたシムス位だと楽になることが多いです。
まくらなどで頭を上げると改善されないので、フラットな状態を心がけています。
また、時間ギリギリで行動すると焦りと小走りなどで負担がかかるため、
妊娠前の2倍程度の余裕をもって行動するようにしています。
食事に関しても1人前を食べると30分後くらいから苦しくなるため、タンパク質を中心に小分けにして食べるように工夫しています。
食後1時間前後は横になり体を休めるようにスケジュールを組んでおくと楽です。
自分なりに対策ができるようになり、失神することは少なくなりました。
ただ、食べることが大好きなのに、外食ができないことが残念です。
まとめ
- 妊娠中、太い血管が圧迫されて低血圧になることがある
- 妊娠すると血液量が増加するため、貧血になることがある
- 低血圧と貧血が合わさると相乗効果で辛い
- 鉄剤の服用と無理をしないことが大切
私の経験が少しでも参考になれば嬉しいです。
ご拝読いただきありがとうございました。
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