こんにちは。
一卵性双生児妊娠中の桜です。
今回は、私が服用している薬第2弾。
貧血対策の鉄剤、フェロ・グラデュメット錠105㎎について記載していきます。
他のお薬の記事はこちらです。
貧血と低血圧のダブルパンチで苦しめられた時期もありましたが、フェロ・グラメデュット錠を服用し始めてから大分体調がよくなりました。
私の経験が少しでも参考になれば嬉しいです。
貧血とは
貧血の原因
貧血の原因は大まかに分けて3種類あるそうです。
- 栄養素(鉄・亜鉛・葉酸・ビタミンB12)の摂取不足
ダイエットなどで鉄分やビタミンB12・葉酸等が不足や妊娠・授乳期や成長期等で必要量が増えることが原因 - 病気
骨髄や肝臓の病気やピロリ菌感染等が原因 - 出血
外傷や月経等が原因
この記事では栄養素(鉄・亜鉛・葉酸・ビタミンB12)の接種不足について取り上げていきたいと思います。
低血圧・貧血の記事にも記載しましたが、妊娠中は血液量が増えるため、赤血球や鉄分の必要労も増加し貧血になりやすい傾向があります。
また、胎児に栄養を送ることを優先するため、母体の栄養素が制限されるようです。
日本の妊婦のうち30~40%の方が貧血と診断されているという記事もありました。
貧血の症状
だるい・疲れやすい・動機・めまい・失神など
私も一時期貧血で苦しんでいました。
その時の様子はこちらでまとめいています。
貧血を改善する方法
血中ヘモグロビンの数値が基準以下の場合、貧血と判断され、食事療法と鉄剤の服用を合わせて改善していく場合が多いです。
米国予防医学専門委員会は、母体の健康のため、日常的な鉄分補給を推奨しています。
貧血に悩む妊婦さんだけではなく、すべての妊婦さんの参考になれば嬉しいです。
食事・飲料から改善
食事・飲料から鉄分を摂取するためには下記5つのポイントがあります。
- ヘム鉄・非ヘム鉄の違いを知る
- 妊娠中に摂取制限がある食材を知る
- タンパク質も一緒に摂取する
- ビタミンCも一緒に摂取する
- 亜鉛・葉酸・ビタミンB12も一緒に摂取する
ひとえに鉄分といっても動物性の食品に多く含まれるヘム鉄と野菜や果物に多く含まれる非ヘム鉄の2種類があります。
ヘム鉄がそのまま吸収されるのに対して、非ヘム鉄はタンパク質やビタミンCなどの助けを借りないと吸収されにくたいめ、それらも併せて摂取することが大切です。
栄養素 | ヘム鉄 | 非ヘム鉄 | 亜鉛 | 葉酸 | ビタミンB12 |
吸収率 | 10~25% | 2~5% | |||
多く含む食材 | 肉類・魚類 レバー(豚・鶏)など | 卵・貝類・大豆 ほうれん草・小松菜 海藻・プルーン | 牛肉・レバー(豚) するめ・ナチュラルチーズ | 海藻類・レバー(豚・鶏・牛) 大豆 | レバー(鶏・牛) 貝類・かつお |
リストのとおり、レバーはヘム鉄・亜鉛・葉酸・ビタミンB12まで含む優秀な食材ですが、ビタミンAも多く含んでいるため、妊娠中、とくに妊娠初期に摂取制限があります。
またナチュラルチーズもリステリア菌による食中毒を引き起こす可能性が高いため、気を付けたほうがいい食材とされています。
海藻類にはヨウ素が含まれるため、こちらも接種量の制限があります。
レバーだったら1日に4g程度。牛レバーは1日に50g程度、ひじきは乾燥時5g以下を目安に摂取するといいそうです。
体にいいからと食べ過ぎずに適量を調整するようにしたいですよね。
そのほか、コーヒーやお茶類に含まれるタンニンや食物繊維は鉄の吸収を妨げる効果があるそうです。
カフェインも妊婦は過剰摂取を制限されているため、1日1杯程度にとどめたほうがいいとのこと。
食材だけではなく、栄養機能食品として鉄を添加している商品もおすすめです。
調理器具を鉄製のものに変えるのも効果的だそうです。
鉄のフライパンと南部鉄器は重たいため出産後購入しようと思っています。
サプリ
食事だけではなく、サプリメントから鉄分を摂取する方法もあります。
ヘム鉄のものを選んだほうがいいのかなぁとおもってこちらを飲んでいました。
薬
サプリメントと比べ、医療機関で処方してもらえる薬はやはり鉄の含有量が異なります。
また、徐々に溶け出す設計になっているので、摂取率もサプリより高いです。
私がそれぞれ試した感想ですが、食事、サプリ、薬ともに効果が出るまで時間がかかるなと感じました。
即効性はプルーンFe 1日分の鉄分 のむヨーグルトが一番感じたのですが、これは冷えた飲料による爽快感と糖分、私がヨーグルトやプルーンが好きなことが原因かもしれません・・・。
薬でさえ、効果が出るまでにタイムラグがあるので、早め早めの対策が重要です。
前置きが長くなってしまいましたが、実際に服用している薬の詳細に入っていきたいと思います。
フェロ・グラデュメット錠105㎎詳細
名称:フェロ・グラデュメット錠105mg
効能:鉄欠乏性貧血
用法:1日105〜210mgを1〜2回に分けて、空腹時に、又は副作用が強い場合には食事直後に、経口投与する
徐放錠なので、ゆっくり鉄が溶けだしていく加工がされています。
服用するメリット・デメリット
- メリット
鉄欠乏性貧血の症状を改善できる - デメリット
副作用(気持ちが悪くなる、食用不振、胃痛や下痢・便秘・肝機能障害)
金銭的な負担(薬代金及び診察ごとの処方箋料)
食事の改善とサプリメントの接種は行っていましたが、それでも改善されなかったため、鉄剤の処方をしてもらいました。
実際にフェロ・グラデュメット錠が処方されたのはヘモグロビン値が10.3mg/dLになってからでした。
検診ごとのヘモグロビン値推移はこちらに記載しています。
私は朝食後に1錠を服用しています。今のところ副作用もなく、快適です。
まとめ
- 貧血の原因は栄養素(鉄・亜鉛・葉酸・ビタミンB12)の摂取不足・病気・出血など
- 妊婦は鉄の不足による鉄欠乏性貧血になりやすい
- 対処療法は食事などの改善・サプリ・錠剤の服用
- いずれの対処法も改善まで時間を要するため、事前の対策が重要
- フェロ・グラデュメット錠105mgは食事・サプリよりも効果があるが、副作用もある
今はフェロ・グラデュメット錠の服用と食料からの鉄分摂取を心がけています。
薬の効果は高いですが、副作用もあるため、できる限り自然なかたちで改善していければと思っています。
私の経験が少しでも参考になれば嬉しいです。
ご拝読いただきありがとうございました。
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