こんにちは。
一卵性双生児妊娠中の桜です。
今回は双子の種類について記載していきたいと思います。
私自身、双子に恵まれて調べるまでは、
一卵性(似ている)と二卵性(似ていない)がある位の漠然とした知識しか持ち合わせていませんでした。
実際に自分が双子を妊娠したことで、いろいろと調べたため、
双子のパパ・ママや双子さん、興味のある方たちのお役に立てればと公開します。
双子の種類
・一卵性双生児
一つの受精卵から分裂した双子。
ほぼ100%同じ遺伝子情報のため、同性・同じ血液型。
・二卵性双生児
2つの卵子が別々に受精した双子。
平均して50%が同じ遺伝子情報。異性の組み合わせもある。
一卵性と二卵性からだけではなく、
絨毛膜といわれる胎児の部屋が何部屋なのかでも区別されてきます。
文章では分かり辛いので、図解してみました。
・MM双胎
一つの胎盤で一つの部屋を共有している双子です。
めったにないケースのようですが、お互いのへその緒が絡まってしまったり、
胎児間の血液輸送格差がうまれる双胎間輸血症候群(TTTS)のリスクも有しています。
・MD双胎
一つの胎盤を二つの部屋で共有している双子です。
MM双胎と比べ、へその緒が絡まる心配はありませんが、TTTSリスクは有しています。
・DD双胎
各々胎盤があり、別の部屋で育っている双子です。
調べるまでこんなに細分化されているとは思いもよりませんでした。
DD双胎だからといって二卵性双生児と決まているわけではなく、検査しないとわからないとのこと。
双子以上の多胎の場合は、一絨毛膜一羊膜三胎から三絨毛膜三羊膜三胎まで様々なパターンがあるそうです。
富士山家の双子
双胎の種類
さて、いろいろな双子の種類を見てきましたが、
富士山家の右子・左子は一卵性のMD双胎児です。
少し小さめですが、幸いTTTSも発症せず羊水量も十分で元気に育っています。
発覚の経緯
妊娠6週目の検診では1人しか発見されなかったため、
1人分の母子手帳を発行してもらい2週間後(8週目)の再検査を受けたところ
もう1人いることが判明しました。
エコーを見たまま先生が長時間黙っているので、
私としては最悪のケースも想定していたのですが、
「もう1人いたので、もう一度母子手帳をもらってきてください」と言われ
安堵と驚きで笑ってしまいました。
沈黙の時間が長く感じられ冷や汗をかきました。
その当時住んでいた自治体の母子手帳発行場所が遠かったので、
またもらいに行くのは面倒だなぁと思ったことも覚えています。
双子だとわかった後の流れ
産婦人科については、場所と設備、入院食の内容(大切です!)で選んだのですが、
双子の受け入れはしていないと言われてしまいました。
TTTSなどの妊娠中のリスクも高く、低体重での出産や
36週未満での出産など分娩時のリスクも高いため、NICU(新生児集中治療室)やGCU(回復治療室)がない街の産婦人科では多胎を受け入れていないケースが多いそうです。
幸い、近くの大学病院に紹介状を書いてくれるたので、
妊娠10週目から現在の病院に通っています。
転院先の担当してくださっている先生の説明もわかりやすく、
万が一の設備(NICUなど)も整っているため、転院してよかったなぁと心から思っています。
双子の確率
一般的に多胎の割合は全体の1%といわれているようですが、
桜側の母方の祖母の家系に双子が多く生まれていることを思い出しました。
自分が妊娠するまで忘れていたのですが、
一般と比べて多胎を妊娠しやすい家系なのかもしれません。
まとめ
- 双子には一卵性と二卵性のほかに絨毛膜と羊膜の数によって3つの種類がある
MM双胎:一つの胎盤で一つの部屋を共有している双子(一卵性)
MD双胎:一つの胎盤で二つの部屋を共有している双子(一卵性)
MM双胎:二つの胎盤で二つの部屋に分かれている双子(一卵性と二卵性) - 富士山家の右子・左子は一卵性のMD双胎児
- 双子(多胎)は早産・低体重出産などのリスクが高いため、総合病院での出産になる可能性が高い
我が家の右子・左子はTTTSの発症や生育度合など気になるリスクは多々ありましたが、
母の心配をよそに30週まで特に問題なく育ってきてくれています。
本当にありがたいことです。
ネットではリスクばかり目につきますが、
富士山家のように問題なく成長してくれるケースが大半です。
双子妊娠中で不安に感じることも多いと思いますが、
一緒にのんびりゆっくり妊婦生活を謳歌しましょう!
私の経験が少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までご拝読いただきありがとうございました。
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